夏も近づく八十八夜、とはじまる「茶摘み」という文部省唱歌をご存知でしょうか。
八十八夜は、立春から数えて、88日目。
この八十八夜の頃が種まき、田植えの準備そして、茶摘みなどの春の農作業を行う時期に当たります。
八十八夜の数日後に立夏を迎えます。今年2019年の八十八夜は5月2日。
昔の人々はこの時期を夏の準備を始める目安、ととらえていました。
お茶の葉は冬の寒い時期にゆっくりと栄養分を蓄え、春に近づくにつれ少しづつ芽吹きはじめます。
いち早く芽吹いた茶葉を摘んで作られた新茶は、その後に収穫される茶葉よりも栄養価や旨み成分が多く含まれています。
そのため新茶を飲むとその年は無病息災で過ごせる、また八十八夜に摘まれたお茶を飲むと長生きする、などと昔から言われてきました。
新茶。
風薫る今の季節を凝縮したような、若葉のエッセンスをギュッと詰め込んだような・・・
今だけのフレッシュな味わいです。
一口含むと、茶畑を渡る五月の風が吹き抜けたような感じがします。
新茶は、種子島や鹿児島などの暖かい地方から、ちょうど桜前線が北上するように、南から北へ、
また低地から高地・山間地へと、日に日に移動していきます。
神戸芳香園では、まず鹿児島の新茶をご用意させていただきます。
4月下旬から2ヶ月ほどの間だけ楽しめる、新茶の鮮烈な若葉香。
この時期だけの味わい。どうぞ、逃さずお試しください。
新茶2020 内容量:80g 原材料 原産国:緑茶 国産(鹿児島県)